世界禁煙デー
「世界禁煙デー」は、私たちの健康にとって重要な日ですね。喫煙の危険性を理解し、禁煙を促進するために、さまざまな活動が行われています。
たばこは、個人の問題だけでなく、社会全体の健康に影響を及ぼす問題です。
受動喫煙のリスクやニコチン依存症の問題も考慮すると、喫煙は私たちの健康に深刻な影響を及ぼします。
厚生労働省は、健康日本21(第三次)の一環として、喫煙による健康被害の周知と、受動喫煙防止対策の推進に力を入れています。
これにより、望まない受動喫煙のない社会を実現し、健康的な未来を築ることを目指しています。禁煙を促進するために、さまざまな活動が行われています。
主治医から禁煙をすすめられている。
家族からタバコはやめてと言われている。
職場では吸う場所がない。
など、さまざまな理由で禁煙しようと思っている人は多いのではないでしょうか。
しかし、実際にはなかなかタバコはやめる事ができません。
そこで、私がタバコをやめた方法を紹介します。
私がタバコをやめた方法
- 知識をふやす
- 家の中では吸わないことにする
- 掃除をする
- 洗濯をする
- タバコくさい服はクリーニングに出す
- タバコに代わるものを用意する
ざっくりとこんな感じです。
それではひとつひとつ説明していきます。
現在、私はタバコをやめたのではなく、どうでもいいからすわなくなった。というのが正直なところです。
私は看護師をしていますが、ひと昔前は病院の中に喫煙所がありました。
そこでは昼休みともなると、いろいろな部署の人達が集まりタバコを吸ってました。
ドクター、看護師、放射線技師、検査技師、リハビリスタッフ、事務員など、様々な部署から集まるので、貴重な情報交換ができて楽しかったことを覚えています。
やがて喫煙所が院外になり、今ではは敷地内禁煙となってしまいました。
私はその頃、毎日タバコを一箱吸ってました。20本です。
飲み会がある日は二箱40本に増えます。
その当時、私はものすごく気に入っていたタバコがありました。
タール1mgニコチン0.1mgで、臭いが少なく、口臭や服に臭いが付きにくいところが気に入ってました。
ところがある日、そのタバコが販売中止になる事になりました。
おそらく、軽すぎて人気がなかったのでしょう。
そこで私は次に吸うタバコを探すことになるのですが、なかなか気に入ったタバコが見つかりません。
電子タバコにもチャレンジしましたが気にいる味がみつかりませんでした。
一年ほどたったある日、ついに気に入ったタバコが見つかりました。
そのタバコはでBlueという電子タバコでした。
味も5種類ほどあり、とても美味しく吸う事ができました。
しかし、そのタバコは少し問題がありました。
それは、ニコチンもタールも0だったからです。
私は20歳から30年間毎日タバコを吸っていたので、完全なニコチン依存症です。
そんな私がニコチンが入っていないタバコを吸っても、脳が満足しないのです。
ニコチンが切れると、イライラ、ソワソワし始めて我慢できなくなるので、とりあえずニコチン入りのタバコを吸います。
しかし、気に入ったタバコではないためか、すごく不味く感じます。
ニコチンが補給されて、脳は満足しますが、口が満足しません。
そこで微妙にイライラします。
なので、また美味しく電子タバコを吸い満足します。
これをひたすら続けていたのですが、ある日ふと「これはタバコやめれるのでは?」思いました。
禁煙開始
- 知識をふやす
そこでまず、1番にやった事はYouTubeを見るでした。
とことんタバコの害について語っている動画をみて、頭の中に知識として溜め込んでいきます。
- 家の中では吸わないことにする
次にやった事はルール作りです。
タバコを吸う時は外で吸う。
ニコチン、タール0の電子タバコは部屋でもオッケー。
- 掃除をする
そうしていると、自分の部屋がタバコ臭い事に気づきました。
そこで、ひたすら掃除をしました。
窓や家具にはヤニがベッタリ付いていて、雑巾が茶色くなるのを見てびっくりしてました。
- 洗濯をする
もちろん、ハンガーに掛けていた洋服もタバコ臭く、全て洗濯。
- タバコくさい服はクリーニングに出す
洗濯に出せないものはクリーニング。
結構、お金がかかりました。
それでも半年ほどは、ニコチン0の電子タバコと美味しくないニコチン入りのタバコを吸っていました。
しかし、だんだんと寒くなりやがて冬になると外に出てタバコを吸うのが辛くなってきます。
雪の日は指が切れそうな思いをしてタバコを吸っていました。
寒い冬の日、外に出るのがどんどんストレスになるのですがタバコはやめれませんでした。
ところがある日、急にタバコを吸う事が
「どうでもいいや。」
と思えて、それ以来タバコを吸わなくても大丈夫になりました。
時々ニコチン0の電子タバコを吸うのですが、すぐにあきて「どうでもいいや。」となっていました。
なぜ、どうでもいいやになってしまったのかはよく分かりませんが、
おそらくニコチン依存が抜けてしまったからだと予想してます。
- タバコに代わるものを用意する
悪い習慣を止めるための方法として、よくイフゼンルールというものを耳にします。
〇〇したくなったら、〇〇する。
例えば、タバコを吸いたくなったら、ガムを噛む。といった感じです。
私も過去に何度も禁煙にチャレンジして、ガム、禁煙パイポ、スクワット、深呼吸と様々な事を試してみましたが、うまくいくことはありませんでした。
私にとってのイフゼンルールは
タバコを吸いたくなったら、ニコチン、タール0の電子タバコを吸う
でした。
ニコチン、タール0の電子タバコはコンビニでも販売されているようなので、禁煙にチャレンジしてみたい人は試してみてはいかがでしょうか。
禁煙によるメリット、デメリット
メリット
- 健康面での効果
病気リスクの低下:
禁煙によってがんや心臓疾患のリスクが低下します。たとえば、肺がんのリスクは非喫煙者と比較して明らかに低くなります1。
また、禁煙直後から体へのダメージが回復し、血圧や呼吸が改善されます。
- 見た目の変化:
肌のトーンアップやシミ・たるみの改善など、禁煙によって見た目にも良い変化が現れます。
ED(勃起不全)の改善:
喫煙はEDの原因の1つであり、禁煙によって勃起機能が改善されることがあります。
- 早産や低出生体重児のリスク低下:
妊娠中の喫煙は胎児に悪影響を及ぼすため、禁煙は重要です。
- 経済面での効果
経済効果:
タバコ代の節約に加え、保険料が安くなるなど、経済的なメリットがあります。
- 生活面での効果
気持ちよく過ごせる:
禁煙によって体調が良くなり、日々の生活が快適になります。
美味しさや香りを楽しめる:
味覚や嗅覚が改善され、食事や香りをより楽しめるようになります。
周囲に不快感を与えない:
禁煙によって煙の匂いをまき散らすことがなくなります。
- 仕事面での効果
集中力&効率アップ:
禁煙によって集中力が向上し、仕事の効率がアップします。
- 自信が持てる:
禁煙成功によって自己評価が高まり、自信を持てるようになります。
- イライラしなくなる:
禁煙によってストレスが軽減され、イライラしなくなります。
デメリット
- タバコ以外での気分転換ができない:
仕事中や日常生活での緊張状態やストレスが溜まりやすい場合、喫煙者にとってタバコ休憩は気分転換にちょうど良いものです。
禁煙によってタバコを頼りにした気分転換ができなくなるため、ストレスの対処法を見つける必要があります。
- 禁煙時のニコチン切れによるイライラ:
慢性的に吸収していたニコチンが切れることで、禁煙時にはニコチンの離脱症状が出てきます。2週間程度は離脱症状が強く出る時期で、イライラや集中力の低下などが業務に支障をきたすことがあります。
- 禁煙時のストレスによってメンタルの不調や鬱症状を招く恐れがある:
タバコの煙に含まれるニコチンがセロトニンという物質を脳内に分泌させて安心感を与えることで、一時的な安らぎが得られます。
禁煙によってニコチンが遮断され、セロトニンの分泌が一時的に停止することで、不安感や思考力の低下、眠気、頭痛などの症状が出ることがあります。
- 禁煙の失敗によって自信を無くしてしまう:
禁煙にチャレンジして失敗することで、自己評価が低くなることがあります。
応援している人からのサポートが重要で、禁煙成功に向けてのモチベーションを保つことが大切です。
- 禁煙によって体重が増加する:
禁煙すると基礎代謝が落ち、食欲が増加するため、通常は2~4kgの体重増加がみられます。
食事や運動による対処を行うことで、乗り切ることができます
私の個人的な意見としては、
かなり、
ごはんが美味しく感じるようになりました。
その結果、食べ過ぎて10キロ太りました。
しかし、ニコチンがキレてイライラしたり、吸う場所がなくてイライラしたりと、イライラする事が少し減っただけでも、かなり嬉しく感じます。
まとめ
私がタバコをやめれたのは、吸っていたタバコが販売中止になったというきっかけもあり、ラッキーな一面がありました。
しかし、それだけではなく、ちょっとした知識やテクニックを使えたことでうまく禁煙ができたと思っています。
一度身についた習慣はなかなか変えることはできないのですが、自分に合ったものが見つかればきっとうまくいくと思います。
私が禁煙できた方法は次の6項目です。
- 知識をふやす
- 家の中では吸わないことにする
- 掃除をする
- 洗濯をする
- タバコくさい服はクリーニングに出す
- タバコに代わるものを用意する
是非、皆様も禁煙にチャレンジしてみてはいかがですか。
禁煙できると、ちょっと人生楽しくなると思いますよ。
最後まで読んでいただきありがとうございます。