ドライジャニュアリー( Dry January )
ドライジャニュアリー( Dry January )とは
「 1月はお酒を飲まずに健康的に過ごしましょう 」という試みです。
12月はクリスマスや忘年会でお酒を飲む機会が多く、肝臓に負担がかかったため
1月は肝臓をいたわりましょう。とゆうイギリスの新しい習慣です。
( ALCOHOL CHANGE UK )
ちなみに DRYは「乾いた」という意味もありますが、ここでは「禁酒の」という意味に
なります。
反対語はWETで「ぬれた」という意味と「飲酒を禁止しない」という意味で使われます。
一ヶ月、お酒を飲まないで過ごすとどんな良いことがあるのでしょうか
ドライジャニュアリーのメリット
- 飲酒量、飲酒の機会が減る
- よく眠れるようになる
- 体重が減る
- 肌の状態が改善する
- 集中力が増す
- お金が節約できる
などがあるそうです。( アンケート調査の結果 )
エビデンスとしては、Royal Free Hospitalによって実施され、2018年、British Medical Journalに発表された調査によると、1か月のアルコールフリーで次のような結果が得られているそうです。
- 血圧を下げる
- 糖尿病のリスクを軽減する
- コレステロールを下げる
- 血中のがん関連タンパク質のレベルを低下させる。
アルコールに対する世界的動向
WHOは2010年に、アルコール健康障害対策基本法をもとに
「アルコールの有害な使用を低減するための世界戦略」を決定。
日本でも2013年に「アルコール健康障害対策基本法」が成立され国として
総合的な対策が始まっています。
飲酒はうまくコントロールできないと、知らず知らずのうちに依存症のレベルに達してい
き、毎年多くの人が命を落としているのも事実です。
アルコール依存症の恐ろしいところは、ほとんどが始めは自覚がないところと、
しだいに自分ではコントロールができなくなるところです。
世界的にアルコール健康障害に対策を求められるようになり
「アルコールは体にわるい」説が世の中の風潮になりつつあるので
今後のトレンドになりそうです。
ドライジャニュアリーのポイント
ドライジャニュアリーのポイントは、期間限定であること。
1月だけ頑張る。
期間限定だと頑張れる気がしますね。
「31日間もお酒飲まないのは無理っ!」
って方は3日や一週間を目標にするのもよいかもしれません。
禁酒や減酒を手助けするようなスマートフォン用のアプリもあるようです。
私個人的には、大塚製薬さんが手掛けている無料の禁酒アプリが簡単でおススメです。
最近日本では20代の若者を中心に「ソバーキュリアス」を行う人が増えているようです。
「ソバーキュリアス」とは、アルコールは飲めるけれど
あえてアルコールを飲まないライフスタイルのことです。
どんどん時代は変化していってるようですね。
世界は今後も、健康志向に向いていきそうです。
ドライジャニュアリーのまとめ
- ドライジャニュアリーとはイギリス発祥の1月(31日間)の禁酒月間。
- 健康的なメリットがある。
- 禁酒が世界的なトレンドになりつつある。
と、ここまでドライジャニュアリー(1月の禁酒)について書いてきましたが、
アルコールにはストレスの発散、リラックス効果、コミュニケーションの円滑化など
メリットもありますよね。
日本ではお酒は神事に使われたり、お祭り・お祝い事には欠かせないものでもあります。
1月は正月であったり、成人式であったりとお祝い事が多いので、ドライジャニュアリーが
日本で定着するのは難しそうですね。
また、各地にある酒蔵は日本の文化に直結するものも多くあります。
素晴らしい日本の文化は今後も残ってもらいたいものです。
お酒の好きな人は、ほどよく適量のアルコールを飲んで楽しく過ごせるとよいですね。
私は、「WHOの疾病分類「ICD-10」診断ガイドライン」の「アルコール依存症テスト」で、アルコール依存症の診断が出てしまったので、
ちょいと「ドライジャニュアリー」にチャレンジしています。
できるかな?